さべひろのこと

お腹が減りました。

『あなたの最近の生活や思いを聞かせてください』へのお答え

COVID-19流行以降、閉塞感とか不自由さを感じたことは殆どありませんでした。

元来、一人でいることを苦にしないし、生活の変化に順応すること自体も前向きに捉えられてきたと思います。朝起きて運動し、在宅で勤務して、勤務の最後は運動で締める。という風に平日は通勤を運動に置き換えた生活リズムにすっかり順応している昨今です。
仕事でも、得意でない表敬訪問もなくせたし、同じく得意でない大勢の人前で話すこともこっそり原稿を横に置いて軽くOnlineでかわしてつつがなく終わらせることができたりと、これまでなら多大にパワー使うところも平穏な心で進められるようになりました。
いろんなツールのおかげで、委細文書での連絡(メール)とカジュアルなQA(チャット)と行間埋めたいときの気軽に声掛け(Online対話)という風にこれまでと変わらないやり方で、ときにより効率的に確実に進められていると思います。

ただ、ちょうど2週間ほど前、流行以降で初めて何日か気分が塞ぎ込んだときがありました。

夏休み休暇の消化に、観たかった映画を一人で観に行こうと軽く予定を立てていました。全く混雑していない予約状況を確認してすっかりその気になって。ただ、予定していた時期にかけて首都圏の感染状況がいよいよ悪くなり(ちょうどピークの頃)、密室での長時間滞在は避けるべきだろうなと迷い始めました。上映期間もちょうど終わろうとしていたので、ここを逃すと諦めないといけないんだけれど、いや予約状況を見ると私一人だからリスクないのでは、いや一人で上映するってそれは映画館的にはありがたくないことなんじゃないかとか余計なことも考えたりして。結局、この状況で映画鑑賞は避けるべきだろうと断念したのでした。気持ちを高めて決めた行動を明確に我慢したというのは初めてで。気持ちの置きどころがよくわからない状態になりました。

間を開けず、仕事で関係した人が亡くなるということがよりによって2人続きました。内1人は九州の災害(大雨)によっての不幸でした。そうはできないけれど駆けつけたい気持ちでいっぱいで、いや今は駆けつけるという選択肢がそもそもないんだぞと気持ちの拠り所も失くされてしまい。もう本当に何ともできないんだと、とてもやるせない気持ちになりました。

そんな二つの出来事が続いたことで、何なんだこの状況はという気持ちになったというところでした。

整理されないまま数日経って気持ちは収まり、その間も生活リズムは何も乱れず続いています。下げていた感受性がほんの少しだけ上がった状態というのが今なのかもしれません。