さべひろのこと

お腹が減りました。

会津若松

GWの後半の後半、岩瀬湯本温泉の後に、会津若松に行った。会津若松では、最初に市街地をレンタサイクルで周遊して、次に街の外れにある東山温泉という温泉地に宿をとった。今回の旅は、いつものようにあまり行程詰め込まないで、やや宿にいる時間を多くしてゆっくりしようというコンセプトだったので、街歩きに充てた時間は少なめだった。確かに少しゆっくりできたものの、行きたかった場所に行けなかった心残りがたくさんで。でもということは楽しくていい旅だった。

会津若松市街地

まず西若松駅で下車し、歩いて最寄りの鶴ケ城に行った。市街地には、市が運営している4箇所のレンタサイクルステーション(会津若松市観光公社|城下町レンタサイクル)があったので、自転車で周遊することにした。レンタサイクルは事前予約ができたし、乳幼児を前乗せ若しくは後乗せできるチャイルドシートも要望すればつけてくれるので、便が良かった。他には、市街地を巡る周遊バスもそこそこ充実していた。適度に残り適度なサイズで散らばる城下町のそれぞれの遺産が保全されていること自体ももちろん素晴らしいし、周遊する手段が用意されていることも素晴らしい。

鶴ケ城(会津若松城

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天守閣の目の前に芝生が広がる城というのはそういえばあまり記憶にない。城は松との相性がいいように思う何となくの先入観が私の中にあったかもしれないけれど、芝生越しに天守閣が構えるのを見る風景が私には新鮮でいいもんだと思った。

御薬園(会津松平氏庭園)

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周った中で一番感心し満足した名勝で、回遊式の美しい庭園だった。回っているときは気が付かなかったが、真ん中の池は心の字になっていたらしい。

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優雅ついでに庭園見ながら茶と茶菓子をいただりしてみたり。贅沢なことだ。

会津武家屋敷

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多分ここは、広大な屋外の博物館なんだと思う。少し街から外れたところに武家屋敷の機能ほぼすべてが再現されていた。これはこれで息を呑んだが私は街中そのままの、少し人の息がかかったところにある武家屋敷の方が好きだ。

天寧寺(近藤勇の墓)

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自転車を傍において、てくてく山登りしてみたりして。
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半分わかっていたけれど、こう、かけた労力のわりに、拍子抜けする結果だったりしたけれど。まま合掌。

会津酒造歴史館

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試飲ですでにぐでんぐでん。お酒美味しかった。

甲賀町口門跡

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ただひとつ残る郭門の一部。駅に通じる大通りはシャッター通りに近いようにも見えたけれど、その裏の通りは整備が進んでいて美味しそうな店もたくさんあって、そんな中にしれっと佇んでいた。今回は温泉街に宿をとったけれど、市街地に宿をとってどこで食べるか鼻を利かせて歩くのも楽しかったのかもしれないと思った。

東山温泉


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湯川に寄り添うきっと古くからある温泉街。今回はここに宿をとった。市街地から車を走らせれば10分ほどで着く場所にこれだけの温泉街があるのは素晴らしい。
朝の散歩にちょうどいい距離の中に小さな見所が散らばっていたので、ひと通り見て回った。見て回っている内に、綺麗な宿やおしゃれな宿もあるのが見えて頑張っているんだろうと。

以上、

初めて行った会津若松は、他の地方都市と同様に衰退の道を辿ろうとしていたところ、街や温泉で見たとおり踏ん張って立てなおしているさまが見て取れて、好感が持てた。旺盛に観光客を受け入れてそれを良い循環に回しているようにも見えて、同じく好感が持てた。

心残り

  • 東山温泉に隣接した松平廟所に行きたかったのだが行けなかった。きっと見ておくべきだと思ったのに。
  • 東山温泉にある羽黒山湯上神社に参ろうと1225段の石弾を登ってみたが、子ども背負いながらは辛く、バスの時間が迫ってきたので7割ほど到達した後に断念した。もう一度リベンジしたい!!
  • 市街地でおいしいもの探して食べたい!!