さべひろのこと

お腹が減りました。

岩瀬湯本温泉

GWの後半に、福島県岩瀬郡の天栄村にある岩瀬湯本温泉に行った。天栄村は、落ち着いた自然の中にあって鶯の声が聞こえる長閑でいいところだった。

東武鬼怒川線から野岩鉄道を経て会津鉄道

岩瀬湯本温泉は、JR新白河駅からバスで30分ほどのところにあるが、バスが運休していたので、もう一方の最寄り駅である会津鉄道湯野上温泉駅を利用することにした。その湯野上温泉駅からは宿の車で送迎していただいた。会津鉄道へはJRから東武鬼怒川線と野岩鉄道を乗り継いだ。自宅(川口)からその湯野上温泉駅までは電車の待ち合わせ時間を含めると5時間ほどかかった。のんびりゆっくりと電車の旅を楽しんだ。

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途中の野岩鉄道ではずっと温泉と名のつく駅が続いた。温泉がいっぱいだ。今数えてみると、9つある駅の内、5つの駅に「湯」か「温泉」という名前が含まれていた。

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長閑に似つかわしくない綺麗な駅舎があったりして。

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それでものんびりローカル線の旅。

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目的地の湯野上温泉駅は、藁葺が素晴らしい美しい駅舎。

岩瀬湯本温泉

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岩瀬湯本温泉は開湯が9世紀と歴史あるところ(1,200年も前なのか)だそうだが、温泉街が形成されているわけでもなく、温泉宿がほんの2軒あるだけの、一見すると落ち着いたただの村落だった。

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集落の裏には棚田があって、まだ植え込みは行われていなかったが、稲が並ぶと一面美しいんだろうなと。たくさん散歩したかったのだけれど、それなりの雨が降った後だったのに気にせず歩いていて、泥に足首まではまってしまい、そそくさと退散したのはここだけの話。

湯口屋旅館

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宿は、その2軒の内、湯口屋旅館さんにお世話になった。立派な藁葺の大きな屋根をもつ木造の家屋で、元々郵便局だった建物を宿として改築したらしい。

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特にご飯を食べる囲炉裏の部屋が趣があって素晴らしかった。古い作りでもピカピカに掃除されていて、感心した。古いものが丁寧に使われている様は美しい。

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もちろん温泉はいい湯だった。透明で臭いもないけれど少ししょっぱくて、肌はすべすべ。

晩ご飯

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山のものが上手に料理してあって美味しい。文句なし。

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このへんは馬刺しを辛子味噌で食べるみたい。


と、飯もよし風呂もよし雰囲気もよしで、ゆっくりできて楽しかった。

他には、宿には娘と同じ年頃(一つ上の四歳)の子どもがいて、子ども部屋にまで上がりこんだりして二人で仲良く遊んでいた。お互い忘れない内にまた行かないと。

いい宿に巡りあえて幸せでした。