さべひろのこと

お腹が減りました。

多分、ようやく、復調

年末から1ヶ月から2ヶ月、だらだらと体調がすぐれなかったが、ようやく復調した、と思う。

それは多分風邪から始まった。

私にとって、滅多にひかない風邪をひくのは、気を抜いて、特定のパターンの行動をしたときだ。ここのところの風邪のひき始めの黄金パターンは、冷房効き過ぎとか暖房効いてないとかの肌寒い会議室での会議中、気を緩めて居眠りするというもの。ひき始めの後は、おっと危ないと喉や体温の違和感を検知して、気を持ちなおして抑えこむのが大半だ。不幸にも悪化させてしまったときは、その後すぐに来る高熱フェーズを経て治っていくのが常だ。学生くらいの頃は、高熱フェーズから治るまで一晩あればよかったが、今は2,3日かかってしまう。経験則だと、薬飲んで熱を抑えるとかえって治りが遅くなり、なるに任せて熱は出させたほうがさっと治る。たまに引き受けてしまう私の風邪イベントは、そんな風に流れている。

今回は、年末に区切りよく、アサインされていたProjectでの役割を終え、ほっと気を緩めて参加した忘年会の最後で、あ、少しヤバいかもと、ひき始めパターンに陥ったのを感じた。だって、その忘年会のお店、ラストオーダー終えた後に暖房切りやがってスゴく寒かったんだもの(そして寒かったのに粘り居着いてしまったんだもの)。ただ、早く正しく検知できたので、気を張りなおして抑えこみ、高熱フェーズに移行せずにすんだ。なので、翌日から始まった年末年始休暇で、旅に出たり帰省したり走ったりと特段の影響なく過ごすことができた。ただ、咳だけはずっと止まらず、そこがいつもと少し勝手が違っていたのだけれど。

休暇が終わって仕事が始まり、咳もその内に治まるかと思っていたら、小康状態でなかなか治まらず、その内に何だか別のものをもらってきた風で、そこに鼻水までもが加わった。もうどう見ても風邪だ。それでも熱がでるわけでなく何となく低調のまま普段通りに過ごして1月も2週間が過ぎた。3週間目くらいになると、多分ようやく少し熱っぽくなってきて、それよりも年末から長い間咳をし続けていたせいで咳をするときに右の脇腹が痛むようになった。痛い、何だこれは。咳もろくにできないじゃないか。ただ、その週末にようやくちゃんと熱が出てくれて、ああようやく原点復帰かと半分安心したが、やっぱり咳をすると脇腹が痛い。週が明けたら熱も下がり、それでも不調が長すぎるし脇腹も気になるので、仕事を少し抜け出してようやく会社の近くの医者に行った。診断の結果は特に変わったことはなく、脇腹も横隔膜のあたりに炎症が起こっていて「つれている」(何が?)とのことだった。予想通り咳のし過ぎだろう。結局、風邪以外の何者でもなく、普通だ。その後は、医者に処方してもらった薬を珍しく素直に飲んで、若しくは、発熱フェーズを経たからなのか、ようやく風邪の諸症状が治まった。治まった頃には1月も終わろうとしていて、本当にヒドい1月だった。

長い間、咳や鼻水を出し続けていると、よくない影響が出てくるもので、風邪が治まった後、今度は左目の奥あたりの頭痛が気になるようになった。少し調べると、長い間、風邪を引いていたりすると、鼻水が眼の奥に回って頭痛を起こすことがあるらしい(蓄膿みたいなもの)。頭痛が左目の奥だけだったことと、もう治まっていた鼻水が左側ばかりからよく出ていたこととが符合したので、多分これだろうなと思い、まあその内に治まるだろうと放っておいた。結局、頭痛はその後、2,3週間くらいで気にならなくなった。ただ、その頃に並行して、長かった虫歯の治療の最後として左下の親知らずを抜いたのだが、抜いた部分は1週間もすれば気にならなくなったものの、噛み合わせが変わったのか刺激が強かったのか左下の歯全体がじんじんと痛むようになり、これも落ち着くまでに同じく2,3週間くらいかかった。歯が痛くなると肩も凝るし、並行して頭も痛かったしで、もうだらだらと辛かった。それらすべてが治まったのが2月の後半で、その間に減らした公私のイベントは何もなかったけれど、もう、年始の2ヶ月を棒に振ったような気分だった。

起点が風邪だったのは間違いがないけれど、少し考えてみると、この間の不調に継続して作用していたのは、歯の治療だったんじゃないかと思う。

親知らずを抜いた2月の上旬まで、5ヶ月ほど歯医者に通って小さなものから大きなものまで何本か虫歯を治療してもらっていた。歯の治療の後半の2ヶ月半ほどは、1本の歯の根の治療と、親知らずの抜歯とが続いたのだが、多分それは身体にも負担の大きいものだったんじゃないかと思う。どういう道理かはわからないけれど、歯が治療されていた方に身体を護るリソースが割り振られてしまい、抵抗力というかそういうものが弱くなってしまったんじゃないか。そうしたところで風邪を入れてしまい、且つ、その間も続いていた歯の治療が風邪側にリソースを配分できず、風邪を長引かせてしまったのじゃないか。今はそんな風に考えている。

もっというと、もう若くないということになると思うのだけれど。(はい、痛いほど自覚はしております。)

さて、虫歯の治療にはこんな作用もあるということを注意しましょうという教訓も得て、暖かくもなってきたし、ジョギングでも再開するか。あ、暖かくなってきたということは、今シーズンはもうスノボに行けない。思い出したやっぱり最悪だ。